訪問看護の看護師

訪問看護師の体験談☆ターミナルケアと見取りを経験して

なぜ訪問看護師を目指したのか?


私は紹介予定派遣で訪問看護師をしていました。

 

実際に訪問看護を経験した感想や、実際に体験したことなどを紹介します!

 

 

がんセンターでの経験を活かしたかった

私は以前、がんセンターの緩和ケア病棟に勤めていました。

 

緩和ケア病棟では、毎日見取りがあり、終末期の看護の難しさや深さを日々感じていました。

 

緩和ケア病棟は、回転がとても早く、見取りが終わると次に待っていた患者さんが入院してきます。

 

見送った患者さんのことを振り返る余裕もなく、次から次に患者さんが入ってきて、見送っての繰り返しで、私は精神的に疲れてしまいました。

 

もっと、1人の患者さんや家族とじっくりと接してみたい!と思ったときに、訪問看護のターミナルケアをやってみたいと思いました!

 

給料が高くて魅力的だった

訪問看護の派遣求人は給料が高いのも魅力でした。

 

以前勤めていたがんセンターは公立病院であり、毎日の残業時間がかなり多かったこともあり、当時の月収は40万円以上、ボーナスは120万円/年ほどもらっており、給料面ではとても満足していました。

 

同じくらいの給料の職場はなかなか見つからず。。。

 

でも、訪問看護の派遣看護師は、派遣なのに常勤看護師と変わらないどころか、派遣看護師の方が給料が高い求人が多く、給料に惹かれて希望したと言う面もあります!

 

在宅看護に興味があった

緩和ケアに勤めていた頃から在宅看護に興味がありました。

 

緩和ケアでは頻繁に患者さんが自宅に外泊をされており、外泊中に訪問看護を受ける方が多くいましたが、実際には外泊中の訪問看護ではどんなサービスを受けているのかは知りませんでした。

 

緩和ケアの患者さんは、疼痛コントロールをしていて持続点滴をしている方が多いので、シリンジポンプの使い方や点滴の管理など、家族に指導することも多いのです。

 

在宅では、ターミナル期の患者さんをどのようにサポートしているのか、興味をもちました!

 

 

実際に訪問看護師を経験してみて

在宅看護は病棟での看護と全く違う!

在宅の患者さんと、病院に入院している患者さんは、特徴が違います!

 

在宅の患者さんは、自宅にいると言う安心感から、素の自分を見せてくれるので、ワガママだったり横柄だったりと言う態度が見られます。

 

誰だって、外の顔と自宅の顔は違いますし、自宅では素の自分が出てしまうのは仕方がないですよね。。。

 

だから、素の自分を見せてくるので、入院患者さんにはないような、厳しくて細かい要望をしてくることがあります。

 

在宅の患者さんは、入院中の安心感は得る事ができないので、看護師に対して完璧を求めてくることもあります。

 

だからなのか、経験の多いベテラン看護師はとても重宝されて、新人の経験が浅い看護師は受け入れてもらえないと感じることがあります。

 

病棟の患者さんに慣れてしまっていると、在宅の患者さんや家族とのギャップに戸惑うかもしれません。

 

でも、自宅療養を安心で安楽に過ごしてもらうことが目的なので、素の自分を見せられないような環境では、患者さんがストレスを感じてしまいますよね。

 

訪問看護師は、自宅療養をする患者の悩みや不安に向き合って、在宅看護を受ける患者や家族の気持ちに寄り添った声かけや対応が必要だと思います(´∀`*)

 

訪問時間の配分が難しい!時間内に仕事が終わらない

訪問看護では、訪問サービスの時間内で、1人1人の患者さんの看護計画に沿ったケアや看護を行わなければなりません。

 

バイタルチェック・呼吸状態チェック・全身状態チェック・患部や創部のチェック・入浴介助・清拭・洗髪・リハビリ・マッサージなど、さまざまな看護やケアを行うため、時間の配分が難しいと感じることが多いです。

 

看護やケアの間にも、患者や家族から相談をされることもありますし、処置やケアの方法を変更する場合もあります。

 

でも、次の訪問の予定があるので、大幅に遅れるわけにもいきません。

 

訪問サービスの時間内で仕事を終わらせるためには、段取りをしっかりと頭に入れておく必要があります!

 

段取りがしっかりと把握できていれば、スムーズに業務を進めることができますね!

 

処置やケアの変更を判断する基準が難しい

訪問看護を受けている患者は、ADLが低く寝たきりの方も多いです。

 

寝たきりの方やADLが低い方は、褥瘡ができやすいため、褥瘡のケアをしている割合が高いです。

 

エアマットや電動体向マットを利用していても、どうしても仙骨・腸骨・踵部は褥瘡ができやすいです。

 

重度の褥瘡の方は骨が見えてしまっていて、洗浄や軟膏塗布、ガーゼ処置など、褥瘡の処置に時間がかかります。

 

重度の褥瘡の方は、連日の訪問をする事が多いのですが、皮膚状態は日々変わるので、その都度、皮膚状態を評価して、必要があれば処置の変更をしなければなりません。

 

毎日同じ看護師が処置に入っていれば変化がわかりますが、処置の変更の基準が難しく、またどのように変更するのかを検討する必要があります。

 

訪問看護師歴が長い方は、褥瘡や処置の評価が適切ですが、慣れないとなかなか難しいと感じます。

 

訪問看護ステーションでは、患者の皮膚状態や処置に関するカンファレンスを行っているので、処置変更の判断基準を質問してみると良いですよ。

 

ターミナルケアが想像よりも多い

最近は在宅看護・介護の希望をする患者さんが増えていることもあり、ターミナル期も自宅で過ごしたいと思っている方が増えています。

 

実際に訪問看護ステーションでは、ターミナルケアの割合いが想像以上の多いです。

 

訪問看護では、ターミナル期は苦痛の緩和を最重要とするのですが、緩和の方法が家族が受け入れられないこともあります。。。

 

例えば、ターミナル期は食事摂取ができなかったり、嘔吐してしまう事が多く、体重が減ってしまい歩けなくなってしまう事があります。

 

家族としては元気をつけるために食事代わりに点滴をして欲しいと希望する事が多いです。

 

でも、ターミナル期の方は、心機能が低下していて呼吸状態が悪かったり、腹水や胸水が溜まっていることもあり、点滴をする事で余計に呼吸苦が強くなる可能性が高くなります。

 

でも、家族は食べられない患者を見て辛くなってしまうのです。。。

 

苦痛を緩和するためにはどうしたら良いのか、現在の状況はどのようなものかを、家族が分かりやすい言葉で説明する必要があります。

 

夜間の見取りもある

私は紹介予定派遣で訪問看護師をしているので、夜間のオンコールの対応をする必要はありません。

 

でも、紹介予定派遣は6ヶ月以内に常勤やパート・バイトに移行する事を前提としているため、派遣のうちにオンコール体制に慣れておこうと、夜間のオンコール対応をしたいと面接の際に伝えました。

 

夜間のオンコール対応は週に1回の割合で回ってきて、ローテーションなので土日に回ってくることもあります。

 

訪問看護ではターミナル期の患者さんが多く、見取りを希望している方が多いので、夜間の見送りも多くなります。

 

今の事業所は、夜間に見送りがあった場合は、所長に連絡をして、所長から主治医に連絡を入れてくれます。

 

夜中の何時でも快く対応してくれる所長と主治医なので、私も安心して見取りをする事ができます!

 

 

訪問看護でのターミナルケア

在宅ではホスピスと同じく苦痛の緩和を重視する

訪問看護でターミナルケアを行うときは、苦痛の緩和を重視して看護を行っています。

 

ターミナル期には、身体的・精神的な苦痛が存在します。

 

ターミナル期の訪問看護では、身体的なケアも必要ですが、不安や病気への怒り、体調不良への苛立ちなど、精神面のケアも必要だと思います。

 

精神的・肉体的な苦痛の緩和には、麻薬の持続点滴が有効です。

 

持続的に麻薬を微量流して、痛みや息苦しさ、不安などが軽減できるように薬剤の調整を行います。

 

訪問看護師は、麻薬の流量や薬剤の内容、薬剤の副作用や効果的な作用などを考慮し、より苦痛の緩和をするためにはどうしたら良いのかなど、主治医やケアマネとも連携を取って置いたほうが安心です。

 

見取りを家族と一緒に経験する

訪問看護では見取りまで希望される方も多いです。

 

最期まで自宅で過ごしたいと希望される方は増えてきましたし、病院附属の訪問看護ステーションでは、病院との連携がしっかりしているので、往診や訪問看護サービスを使いながら、見取りまで家で過ごす事ができるようになってきました。

 

見取りのときは、訪問時間に関係なく、担当看護師が訪問をして、家族とともに最期のときを過ごします。

 

最期は呼吸苦が強く、そばで見ている家族は辛い思いをすることが多いので、家族の精神的なケアをしながら最期のときを過ごします。

 

最期まで安楽に過ごせるように、安楽な体位の工夫、呼吸の介助、マッサージ、体を拭くなど、身体的・精神的なケアを行います。

 

最期は呼吸が次第にゆっくりとなり、下顎呼吸となりますが、主治医に連絡を入れ、見取りを一緒に行うこともあります。

 

訪問看護の開所時間内なら、看護師が順番に見取りに訪問し、声かけをしたり、患者さんや家族にお礼を言ってお別れをします。

 

家族とは、清拭や洗髪をして、着物を着替えます。

 

エンゼルケアは席を外したいという方もいますし、エンゼルケアも一緒にやりたいと言う家族もいます。

 

エンゼルケアは口腔に綿を詰めるときに、辛さを感じる家族もいるので、家族の様子を見ながら患者さんが元気だった頃の話などをしながら、ゆっくり行いましょう。

 

エンゼルメイクは、患者さんの最期の顔になるので、家族と一緒に綺麗に仕上げましょう。

 

訪問看護では、見取りを経験する機会もあると思います。

 

見取りが夜間や土日なら、オンコールの当番と所長が見取りを担当する事になります。

 

 

派遣で訪問看護師をして良かったこと

慣れるまでは夜勤のオンコールの必要がない

私は紹介予定派遣で訪問看護師を始めましたが、仕事に慣れるまではオンコール対応の必要がありません

 

派遣看護師はもともと、夜間のオンコール対応の必要性はないのですが、私はいずれ常勤かパートに移行する予定で紹介予定派遣をしているので、オンコール当番を希望しました。

 

夜間のオンコール当番は、常勤看護師なら日勤帯で仕事に慣れる3ヶ月目以降からオンコール当番を依頼されることが多いです。

 

3ヶ月あれば、ほとんどの訪問先を回れますし、仕事の流れや内容も覚えて、1人で判断して何でもできるようになる頃だと思います。
派遣看護師は、こちらが希望しなければ夜間のオンコール当番の必要はありませんし、慣れるまでは無理な勤務をさせられることもありません。

 

訪問看護師は派遣会社の雇用なので、派遣会社に守られている部分が大きいと感じます。

 

訪問看護が未経験で不安という方は、慣れるまでは派遣看護師として体を慣らし、職場や仕事の内容をしっかりと見て納得してから、常勤やパートに移行したほうが、スムーズにストレスなく働くことができますよ(´∀`*)

 

 

職場の様子を見てから働くことができる

紹介予定派遣のメリットは、実際に職場の様子を見てから、働くことができると言う事です。

 

訪問看護が未経験で不安という方は、訪問看護の仕事の流れや仕事の内容を実際に経験してみて、自分に合う仕事なのかどうかを見極めてから働いたほうが求人選びの失敗がありません。

 

看護師の求人選びの失敗で一番多いのは、「求人票とは条件が全く違っていた!」と言うものです。

 

残業がないって書いてあった!休日数が多いって書いてあった!未経験でも安心って書いてあった!など、求人票に書いてあることを鵜呑みにしてしまい、実際に働いてみたら「求人票とは条件が全く違っていた!」となり、転職を繰り返すナースが多いのです。

 

職場選びに失敗しないためには、紹介予定派遣で実際に職場の様子を確認してから働くと言う事です。

 

紹介予定派遣で実際に働いてみたら、想像とは全く違っていたとか、自分に合う仕事ではないなど、仕事を続けたい理由がなければ直接雇用になる必要はありません。

 

直接雇用になるためには、派遣先と派遣看護師の双方が納得している事が条件なので、紹介予定派遣だからと直接雇用になる必要は全くありません!

 

希望に応じて労働条件を変えることができる

派遣看護師のメリットは、労働条件の交渉を派遣会社に代行してもらえると言う事です。

 

時短勤務、土日休み、オンコールなし、長期休み希望など希望の労働条件で、派遣先と交渉してくれます。

 

このような労働条件は、自分で交渉するのは難しいですし、遠慮してしまってなかなか希望を言い出せない人が多いと思います。

 

でも、派遣看護師は派遣会社に雇用されているため、労働条件の交渉は派遣会社が代行するので、希望に応じて労働条件を変更する事が可能です。

 

メディカルコンシェルジュはコンサルタントの質が高い

労働条件の交渉は派遣会社のコンサルタントの仕事ですが、派遣会社によっては交渉力が低く、好条件の交渉ができないケースもあります。

 

大手の看護師派遣会社は、多くの条件交渉を常に行っているので、労働条件の交渉は得意です。

 

特にメディカルコンシェルジュは、看護師の派遣求人に特化しているので、コンサルタントの質が高く、好条件の交渉をしてくれますよ!

 

メディカルコンシェルジュは、訪問看護派遣の求人が豊富なのでおすすめですよ(´∀`*)